NPO法人の会計について勉強を始めました。その1「貸借対照表と活動計算書」

NPO法人を立ち上げたからには、毎年度の会計業務を行い、市民の皆様へ公表する必要があります。
会計は全くの初心者なので、一から勉強していこうと思います!

そもそも会計とは[1]


そもそも会計は、現在の資金状況の把握および過去の出来事の分析による未来予測や計画づくりを目的として行われる。
日々の会計の結果を、年度末に財務諸表としてまとめる。
財務諸表は貸借対照表活動計算書財産目録財務諸表の注記の4種類がある。
4種類のうち、メジャーなものは貸借対照表活動計算書である。
貸借対照表はある時点(毎年度末)において財産がどれだけあるかを表すが、
活動計算書はある期間(昨年度末から今年度末)において財産がどれだけ増えた(減った)かを表す。

貸借対照表[1]


貸借対照表は、ある時点で財産がどれだけあるかを明らかにするためのものである。
会計では、「自分の手元にある財産」を「他人から借りた財産」と「自分が所有する(他人に返さなくてよい)財産」に分けて考える。
特に「NPO法人会計基準」では、
自分の手元にある財産のことを「資産」、
他人から借りた財産のことを「負債」、
自分が所有する(他人に返さなくてよい)財産のことを「正味財産」と呼ぶ。
貸借対照表のサンプル画像は
であり、この画像から分かる通り、資産の総額は負債の総額と正味財産の総額の和に一致する。
これは言い換えると、正味財産の額が資産負債の引き算により求められるということである。

活動計算書[1]


活動計算書は、ある期間において正味財産がどれだけ増えた(減った)かを明らかにするものである。
(余談だが、負債がどれだけ増えた(減った)かについて示す財務諸表はないため、これを知るためには「財務諸表の注記」や、今年度と去年度の貸借対照表の差額を確認する必要がある。)
正味財産増える原因は収益であり、
正味財産る原因は費用であるから、
活動計算書には収益費用を記すことになる。
活動計算書のサンプル画像は
であり、この画像から分かる通り、活動計算書の下には貸借対照表の検算用の欄がある。
期繰越正味財産額が、今期の貸借対照表の正味財産の総額と一致すればよい。

(次回)

次回は、「財産目録」と「財務諸表の注記」の内容についてまとめた記事です。(2022/10/20 18:00~公開)

参考

[1]http://tedasu.com/accountingtools.html

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