ジャニーズの人気グループ「Sexy Zone」の菊池風磨が、24日放送のバラエティ特番『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP 洗濯大名が許せない!実に面白い!SP』(フジテレビ系)に出演した際、
菊池に対して“全裸ドッキリ”が仕掛けられ、そのまま放送されました。
弊NPOでは悪質なセクハラであると同時に男性差別と捉えていて、抗議していく所存です。
すでにネット上では「セクハラでは」「男女逆だったら大問題になる」などの声が上がっています。
番組でのドッキリの内容は以下の通り。
洗剤のCMで菊池が演じた「洗濯大名」というキャラクターがあります。
そのCMを菊池が再現している最中、番組スタッフが放水を開始しました。
菊池がまとっていた白い着物は水で溶ける素材で、大量の放水のせいで菊池は瞬く間に全裸になりました。
菊池はスタッフから渡された「全裸大名」と書かれた扇子で股間を隠し、「どこまでがドッキリなの!?」と錯乱状態に。
事態を理解すると菊池から「許せない!」と定番のセリフが出て、CM撮影スタッフの裏切りに「魂売ったのか!」などと激高しました。
全裸で絶叫する菊池の姿にスタジオ一同が大爆笑となりました。
これにネット上のファンや視聴者たちも「家族全員で爆笑した!」「ネタバラシ後の殿のご乱心にお腹抱えて笑いました」などと好意的に捉える評価もありました。
その一方、
「男女逆だったら一発アウトでしょ」
「もしご本人が笑ってほしいと思っていたとしても、番組制作側の『だまして全裸にさせることが面白い』という感覚は疑問」
などと批判的な意見も数多く、賛否を呼んでいます。
菊池は2020年に「裸でシャワーを浴びている最中に天井からお化けが現れる」というドッキリを仕掛けられ、その後同番組で“全裸ドッキリ”がシリーズ化。
「プールで泳いでいるうちに水着が溶ける」「偽のお祭りで冷水を浴びせられて着物が溶ける」といったドッキリのターゲットになり、全裸で「許せない!」とスタッフに激怒する場面が恒例になりました。
近年は男性の性被害やDV被害などが
「女性に比べて軽く扱われている」と
指摘され、男性が声をあげられる環境整備の必要性が叫ばれています。
今回のような「ゴールデンタイムのテレビ番組で男性を強引に全裸にして面白がる」という内容は男性差別そのものであり、社会全体でなくしていくべきことといえます。
執筆担当:特定非営利活動法人日本弱者男性センター 副理事長 森山弘輝(旧姓:荒石)
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